2015年9月28日月曜日

時間さえかければ上達すると思ってませんか?

そう思う人がいる。

練習しさえすれば。
時間さえかければ。
お金さえかければ。
指導者にならえば。

上達すると思い込んでいる。

大間違いです。

例えば自己流で型を10年、いや30年練習したとしてどうでしょう?
デタラメであればそれは何も変わりません。

どんなにお金と時間を注込んでもです。

優れた指導者の元で習っていれば上達するでしょうか?

いいえ。
それだけでは上達しません。

私は今まで約140人に直接指導してきた。
まだまだ指導者としては未熟だが、その中でも気づいたことがある。
上達が早い人の共通点。

それは「素直さ」

素直さとは水のようなもの。
頑固さは石のようなもの。

水は何らかの変化を加えることによって様々な形に変化する。
しかし石はほとんどかわらない。

石のような人がいます。

頑固で、
傲慢で、
なにかあると必ず人のせいにする。

こんな人は100年かけても1000年かけても上達することはありません。

人は1秒でも変わることができるのです。
素直であれば。

素直になれないがために時間を損していませんか?
私はそういう人を心から気の毒に思う。


<追記>

頑固な人と素直な人の簡単な見分け方があります。
頑固な人は些細な事でもすぐにイライラします。
素直な人はありのままを受け入れるのでいつもニコニコしています。

すぐに不満を持つのは自分にその器がないだけ。
素直さがないだけ。
大事なことは吸収しようとする素直さ。
自分のやり方で通そうと思っても決して上達しません。

2015年9月14日月曜日

説明は少ない方がいい?

動作を口で説明するのは難しい。
それに太極拳は両手足バラバラに動かすからなおのこと難しい。

一番良いのは、手本をみせて真似てもらうのが一番早い。
しかし、人間なんていい加減なもので、都合のいいところだけを真似ようとする。
もちろん悪いことではない。

しかし、最初は基本をしっかり身につけることが重要なのは言うまでもない。

ある会員さんが私の説明が多すぎて覚えきれないと言う。
当然だと思う。
太極拳の型を一度で覚えられたら誰も苦労しない。

忘れないようメモしておくと良いとアドバイスする。
しかし覚えきれないから書くことが出来ないと言う。

確かに教える側も説明の量は加減しなくてはいけない。
決して説明が多すぎる方がいいとは限らない。
しかし説明が少なすぎるのも問題だ。

いずれも学ぶ立場の人は説明の中から自分に必要なことを見つけ出すことも大事だ。
説明を全部覚えるなんてことは不可能だから。

また、指導する側も説明を全部覚えてもらおうと思っているわけではない。
毎回毎回、同じ説明を繰り返し、徐々に覚えてもらえればと思っている。
太極拳では一度で覚える必要なんてない。

指導歴はまだ二年半ぐらいだが、今までの経験を踏まえ会員さん方に少しでも早く正しく覚えてもらおうと努力している。

それは会員さん方の意欲を感じるからこそである。