2018年5月26日土曜日

上達のために心掛けたこと

結論から言うと、
上達したかったら師を見ること。

そんなの当り前と思われるかもしれないが、
意外とこれが盲点だったりする。

当会の会員さんに陰口を言う人は一人もいない。

お互い尊重し合い、励まし合い、協力し合うとても素敵な人ばかり。
それが唯一の私の自慢だろうか。

「あの人の〇〇が出来てない」
「あの人の〇〇が良くない」
「あの人がなぜ認められてるのか?」
「あの人より私の方が上」

こんなことを考えて上達できるだろうか?

そもそも人の粗探しをするのは自分が努力したくないことの現れ。
上達する人は人の粗探しなどする暇もなく時間さえあれば練習する。

人は誰でも人より優位に立ちたいと思う。
しかし、人の粗探しをして仮に自分の方が優れてると思えたとして
それが一体何のメリットになるだろう?
そんなことをしていたら、いずれ自分が取り残される羽目になりかねない。

どの世界でもそうだが、この世界でも慢心したらおしまい。
人より自分が優れていると思った時点で負けていることになる。
なぜならそう思うことはブレーキを踏むのと同じことだから。

前を向いて歩こう。
仲間のことを自分の比較対象にするのではなく、
お互いに同じ目標をもって頑張れる仲間として思えばもっともっと楽しくなる。
困っていたら助けてあげよう。
それが本来の人間のあるべき姿だと思う。

上達したかったら、人の粗探しをやめること。
こんなこと当り前過ぎて書いている自分ですら恥ずかしいが、
とにかく言いたかったことは、
上達したかったら見るべきものだけを見るということ。

人は見たものに影響される生き物。
良い手本を見れば良くなるし、
悪い手本ばかり見ていると知らず知らずと自分の腕を落とすことになる。

私が駆け出しの頃、
最初から最後まで先生の動きばかりを見ていた。
だから他の人が出来ているかどうかというのは今でもほとんど覚えていない。
何故なら見ていなかったから。

といっても、先輩や仲間は本当に有難い存在。
先輩や仲間がいるからこそ頑張ってこれた。

いずれも上手くなりたかったら上手い人だけを見る。
腕を上げたかったら腕のある人だけを見る。
強くなりたかったら強い人だけを見る。

自分より劣る人を見て安心することは
ブレーキをかけているのと同じことだということを忘れないように。