2018年3月9日金曜日

太極拳依存症

太極拳をやっているからと言って、他のことが疎かになっていないだろうか?

私は前職で美容健康関係の食品等を扱っていた。
ダイエットも私の専門分野だった。

そして、私の指示通りに実践して驚くほどスリムになった人もいれば
私の指示を完全無視して全く効果が得られなかったり逆効果になった人もいる。
そして、そういう人に限って私に文句をつけてくる。

それにしても、何故成功する人と失敗する人がいるのだろう?
理由は簡単。

例えばダイエットサプリ。
そのサプリがどんなに良いものでも、それに依存してしまったらおしまい。
いわゆるサプリ飲んでるから大丈夫と安心しきって、暴飲暴食をしてしまう。
そして逆太り。
これでは本末転倒。

太極拳もしかり。

太極拳やってるから多少お酒を飲み過ぎてもいいだろう。
太極拳やってるから多少の喫煙はいいだろう。
太極拳やってるから普段歩かなくてもいいだろう。
太極拳やってるから食べ過ぎてもいいだろう。
太極拳やってるから夜更かししてもいいだろう。

これ太極拳依存症なり。

よく考えてみて欲しい。
そもそも健康になりたくて始めた太極拳ではなかったのか?

依存してしまったら終わりということは、
誰もが今まで散々経験してきていると思う。
だから依存しそうな自分がいたら、自分に対して注意すべき。

誰かが言ってくれるだろう。
いいえ。
誰も言いません。
今は昔みたいに注意する人も減っている。
家族にしても。
誰も最初から相手が嫌がることなんか言いたくない。

こう考えて欲しい。

太極拳やってるからお酒を減らそう。
太極拳やってるから禁煙しよう。
太極拳やってるから引きこもってないで出歩こう。
太極拳やってるから食べ過ぎに注意しよう。
太極拳やってるから生活を正そう。

そう思って欲しい。
そうでなければ意味がない。

私はかつて喫煙者だった。
しかしある日からキッパリやめることができた。
そもそもやめようと思うからやめられない。

というか煙草というのはやめられないように作ってある。
中毒するようにニコチンの他に薬品をたっぷり仕込んである。
その薬品は厄介なことに発がん物質がほとんど。

おまけに最近の煙草は放射性物質まで含んでるから始末が悪い。
(知らない人はネットで調べてみるといい)
吸えば吸うほど内部被ばくする。
そして災難なことに周りにいる非喫煙者も被ばくする。
その場で吸っていなくてもだ。

吸い終わるとまた吸いたくなる。
すると誰からすすめられることなく煙草を買いに行きまた吸う。
だから煙草は儲かる。
中毒患者にすることでそれを売ってる人が大儲けできるのはアヘン戦争で十分学んでいるはず。

喫煙者は自分が騙されているということに気付いて欲しい。

ところで私は煙草をどうやってやめたか?
それは煙草を吸う代わりのことをみつけた。
それがヨガだった。

なぜヨガか?
私は子供の頃から体が硬かった。
だからヨガは私にとって苦痛。
煙草の禁断症状が出てきた時に、苦痛なヨガをやるとその痛みで吸いたい気持ちを忘れてしまうというわけ。

それに呼吸法も取り入れた。
煙草を吸うのはあのくらくらする感覚が欲しいから吸うのであって、
それは別に煙草でなくとも同じような感覚は得られる。
これもヨガの呼吸法。

空気を思いっきり吸う。
止める。
更に吸う。
止める。
更に吸う。
止める。
しばらくそのまま。

どうだろう?
くらくらしないだろうか?

煙草はずっと吸い続けるとくらくらしなくなる。
しかしこの呼吸法は何度でもくらくらを得ることができる。

習慣を変えるにはちょっとした勇気と工夫が必要。
太極拳をはじめたことで、今までの悪い習慣を変えようと努力して欲しいと思う。