2017年11月7日火曜日

氣の重さ

今、気功をたっぷりやってみた。

スワイショウに時間をかけ、軸から生み出されるパワーを味わう。
とても気持ちがいい。

立禅では様々な氣の巡らせ方があるが、
いつもの如く、天地人を意識した大周天て氣をめぐらせる。

足裏から天へエネルギーが突き抜ける感覚。
天から体内にエネルギーが入り込む感覚。
またそれが足裏に落ちる感覚。

立禅で両掌を向かい合わせるとすぐに氣が集まってくる。
氣のボールには幸福感や勇気などのやわらかくも強烈なエネルギーを掌で感じる。
このボールには不安や恐怖感など一切ない、
ただただ、ひたすらパワーを感じる。

幸せが自分の手の中にあるなんて、おもしろいし、
なんだかメルヘンチックだ。

これを、体の中に取り込むとエネルギーが注ぎ込まれ元気を生み出す。
まるで新たな魄を得たような感覚。

からだが氣のパワーで満ちた状態で体調を崩すことはない。
仮に崩したとしてもすぐに治る。
ぶつけたり転倒したりした痛みや怪我もわずかで済み、しかもすぐに治る。
この氣の塊は世界最強の治療薬と言いたい。

太極拳を行っていて体調が悪くなるということは間違った鍛錬法を行っていると言うこと。
すぐに中止し、正しい気功法、鍛錬法に正して欲しいと思う。

それに、指導していていつも思うことは、
稽古をサボってばかりいる人はしょっちゅう体調を崩している。

もし、ドラッグストアに副作用の全くない何にでも効く万能薬が売っていたとしたら絶対買わないだろうか?
気功や太極拳を十分実感している人なら私が何を言わんとしているかわかるはず。

ところで立禅と太極気功を行っていて感じること。
いわゆるその氣の重さである。

鉄の塊を持っているような重さではなく、
それはまるでふわふわの綿のようにやわらかいのに
不思議なことにズッシリとした重みを感じる。

これは一体なんだろう?

ここで感じたことは、
氣のひとつの捉え方として重力波なのではないかと。

確かアインシュタインの相対性理論では重力は光をも曲げる力を持っていると覚えているが
もし、自分自身でこの重力を生み出すことが出来るのだとしたら
人間はドエライいものを作り出すことができると言うこと。

実際に勁力を測定する実験が行われた例があるが、
氣の力によって生み出された勁にはとてつもない破壊力があり、
3センチぐらいの距離から打ち出した拳で100㎏程のコンクリートの塊を吹っ飛ばすパワーが確認されている。

形意拳の達人であった郭雲深が崩拳で壁をぶち破ったとの逸話があるが
まんざら嘘でもなさそうだ。

以前、氣は水であり、煙であり、光であり、電気であると書いたことがあるが
重力波でもあるという仮説。

重力をも生み出すことの出来る人間の可能性に益々興味が湧く。
この世界は実におもしろい。