2017年9月29日金曜日

年齢ではなく経験

月日が経つのは早いもので、私も産声をあげてから半世紀が過ぎた。
とはいうものの、学生時代はともかく、私はこれまで様々なことに挑戦してきた。

これまでブログにも散々書いてきたのであえて省略するが、
人間の価値は何で決まるだろう?

年齢?
学歴?
経験?

もちろんどれも大事だと思うが、
私が今まで様々な人と接してきて感じたことは、
経験豊富な人ほど謙虚で、
そうでない人は長く生きていることだけを自慢しようとする。

歳が若くとも自分のやりたいことや事業で成功している人は大勢いる。
学歴がなくともプロになっている人は大勢いる。
若くして他界された人で偉人は大勢いる。

しかしどんなに年齢を重ねてもそれが直接実力とは結び付かない。

確かに歳をとらねばわからないこともある。
物事への感じ方や人との接し方もかわってくる。

しかし、年齢だけを自慢する人になるのではなく
過去の栄光にすがり、その実績だけを自慢するのでもなく
今の自分に明確な夢がありそれに向かって努力しようとしているかどうかだと思う。

私はこういう人と出会うと、年齢や学歴問わず素晴らしいと思うし尊敬する。

1日は誰にとっても24時間。
その24時間をボーっと過ごしても、たくさんの仕事をこなしても同じ24時間。
1日1つのことだけしかやらない人もいれば、10をこなす人もいる。

同じ年齢なら10倍の経験を積んでることになる。

なにがいいたいか?

太極拳を始めるのに、年齢や性別、学歴など関係ないということ。
いつから始めてもいい。
当会では79歳から始められた方もおられる。

太極拳は拳歴だけでは決してわからない。
結局、明確な目標を以てどれだけ努力しているかということになる。

1日10分しか練習しない人もいれば3時間練習する人もいる。
この差は大きい。
決して拳歴だけではわからないということ。

1日の使い方が上手な人は、
もしかしたら今死んでも悔いが残らないと思っている人が多いと思う。

モーツァルトは35歳でこの世を去ったが、数多くの名曲を残し、
そしてモーツァルトを超える天才作曲家は今に至っても現れない。
仮にその倍の70歳生きたとしてもモーツァルトを超えることは出来ないと言うこと。

自分にとって生きがいを見つけ、それにとことん没頭してみる。
私はこのような生き方が一番カッコいいと思う。