2016年10月12日水曜日

なぜ立つか?

もう何度この話題をとりあげたか覚えてないが、
とにかく今は立つことが一番楽しい。
最近、套路を通すことはほとんどない。

立てば立つほど、
太極拳が太極拳になり、
形意拳が形意拳になる。

立つのは美しい演武をするためではない。
これは実践者でなければ決してわからないと思う。

立てば立つほど力が増す。
筋トレをしなくとも、
立つだけで、パワーが増す。

立つ時に意識すること。
いろいろあるが、
一番大事なのは〝立とうとしないこと”
だろうか?

植物や木は立とうとして立っているのだろうか?
立とうとしなくとも、自然と地に根を張り、そして天に向かって真っ直ぐ伸びていく。

植物や木は自分自身を支えるための筋肉はない。
なのに立っている。

軸で立つこと。
これ即ち、自然に最も近いカタチになるということ。

人間の知能が高まるのは立って歩けるようになってから。

二本足で立とうとすると自然と足の裏は地に繋がろうとする。
そして頭上は自然と天に向くことになる。

天と地に繋がる感覚。
これほど気持ちいいものはない。