2016年8月10日水曜日

最近感じたこと

最近、会員さん達のレベルが凄いと感じる。

わずか2年ぐらいの歴で、ここまでバランス良く立つことが出来るかということで驚かされたり、
3ヶ月半という早さで伝統楊式太極拳を覚え、早くも内面で起こる感覚に酔うことができたり、
短期間で勁力を身につけ、重い打ち方が出来ると思えば、触れるか触れないかという感じの打ち方が出来たり・・

とにかく驚かされることが多い。

これらのことは私が10年以上かけてようやく最近身に付けたことなのに
始めたばかりの会員さんが早くもその力を身につけ始めている。

私はこのことが嬉しくてならない。
なぜなら、そうなって欲しいと本気で思っているから。

そのうち私を超えるのも時間の問題だろう。

というより、私自身がまだまだ未熟だし、これから本格的な修行を行おうとしているところだ。

私は決して人より優れているとか、強いとか、上手だとか全く思わない。
謙遜しているのではなく、本当に思っている。

大会でメダルを獲得した時ですら、なぜ自分なんかが?と思った。
どう見ても、皆私より優れている。

私は今、毎日のように太極拳指導しているので、世間的にみれば講師という立場。
だが、〝先生になってはいけない”と思っている。
自分でも先生らしくないなと感じることすらある。

ただ、申し訳ない。
礼儀に関してだけは厳しくさせていただいている。

決して教わったことではなく、礼儀なくして学びの場は生まれないと思っているから。
友達のような関係になって損をするのは私ではなく学ぶ側。
敬意を払って欲しいのではない。
損をして欲しくないのだ。
限られた人生、一番大切なものは時間だと思うから。

いずれも私は会員さんも自分と同じ修行者と考える。
私はただ、それを少しだけ先に進んできただけ。
私に近づいてきてくれれば私もまた実力を上げる機会が得られる。
これは感謝すべきこと。

今後どうなっていくかがとても楽しみだ。