2014年12月8日月曜日

形意拳は本当に内家拳?

今日は徹底的に形意拳を練った。
とても気持ち良く、長時間練習することできた。

今日の試みとしては、出来る限り緩んで打ってみた。
いや。実際は打ったというより手を前に差しのべただけ。

打とうとすること自体力みが生じているわけで、
そうすると経絡が詰まり勁が通らなくなってしまう。

とにかく、ゆるゆるで打つ。
そして跟歩(こんぽ)で十分体重を落とす。
勁力は筋力をはるかに超える絶大なパワーがあるという。

もうひとつの私の中でのタブー。
それは息を切らすこと。

五行拳を始めたばかりの頃、足腰に響き、すぐに疲れてしまっていた。
疲れると集中力がなくなってしまうし、気力も落ちてしまう。

が、今では当時ほど疲れることはない。
やはり無駄な力を使っていたのだろう。
太極拳もそうだが、形意拳も力みが抜けるのに何年もかかるということだ。

私が初めて形意拳を見た時は、とても内家拳とは思えなかった。
どう見ても空手のような動き。

しかし、前述したように無駄な力を一切省き、内面に耳を傾けると体内に静かなパワーが潜んでいることに気づかされる。

いやぁ、今日は実に気持ち良かった。
太極拳もやればやるほど楽しくなるが形意拳も同じ。
ガンガン打つのではなく、じっくりと吟味しながら練る。
明日もこの感じで行こう。