2014年1月27日月曜日

型をやらないほうが上手くなる?

試合本番への時間が迫っているというのに、最近ほとんど型をやらなくなった。
やってもせいぜい2回。
なのにビデオを撮って観ると確実に自分の演武が変わってきている。

気功にこだわり、かれこれ11年経つが、それが試合用演武が目的であっても私の考えは変わらない。
なぜなら太極拳は形ではなく内面から湧き出るものだと思うから。
動くと言うより動かされるという感じだろうか。

過去、形ばかりにこだわり練習していたこともあったが、一見きれいに見える演武も、それはあくまでもきれいに見せようとしているだけであって、にじみ出るような柔らかさがぜんぜん見当たらない。
というわけで過去のビデオは見るに堪えないものだ。。

かといって今それが出来ているわけでもない。
あくまでも発展途上であり、やれどもやれどもしっくりこなかった太極拳が、そのしっくりレベルが徐々に上がってきているというだけのこと。

とにかく、まずは気血を十分体の中にめぐらせ、それをぐるぐるまわす。
足の指先から頭のてっぺんまで、そして指先に至るまで、
いや、実際には頭の上の上まで、指の先の先まで気を巡らせる。
長年、気功をやっていると“気”は体内だけでめぐるものではないということがわかってくる。

その状態で体を動かすと、その“何か”が空気とふれあい摩擦を感じる。
これが実に気持ちいい。

サークルで教えるにあたって、まず会員さんに体感して欲しい感覚だ。