2013年10月10日木曜日

ストレッチについて

かつて私は煙草をやめるために、ヨガを毎日行っていたことがあるが、
久しぶりに昨夜、ヨガマットを敷いて4つのアーサナをやってみた。
久しぶりにやると気持ちいいですね。

日常生活では絶対とらないようなポーズでゆっくり呼吸をする。
痛がっている筋肉をなだめるよう自分の肉体と会話する。
眠っていた肉体が覚醒するような感覚。

そして、やり終えた後、滞っていた血がうわーっと流れるよう妙に体がスッキリする。
短時間でこれだけのリフレッシュ感が得られるからこそ、ヨガはこれほど世に広まったんだろうと思った。

一方、太極拳でも教室によってはストレッチを行うが、こちらは正直言うとあまり気持ちよくない。(苦笑)
同じように筋を伸ばしているのだけど、呼吸や対話がない。
取り組み方によってこんなにも違うものかと思う。

因みに私は自主練の時、圧腿(あったい)という股関節の筋を伸ばすストレッチを毎日行っている。
しかし、前ほど効果を感じられなくなった。

そして今理由がわかった。(笑)
呼吸を無視し、ただただ、1、2、3・・と数を数えているだけ。
しかも肉体と対話をしていない。

私がもっとも柔軟性効果を感じた時は、圧腿の時に数を数えてなかった。
というより、痛いと思うと筋肉は伸びることに反発しようとするから筋は余計に硬くなってしまう。
全く意味がないのだ。
どんなに長時間やっても筋が反発しているのでは効果がないと思われる。

私が効果を感じたのは、数を数えず、圧腿しながらゆっくりと呼吸する。
そして痛みを感じながらもじわじわと上体を倒していく。
痛みに反発するのではなく「受け入れる」という感じだろうか。
そして最後は自分の身体を「信じる」ということになると思う。

「自分は硬い」「無理だ」「出来ない」って思うと筋が余計に硬くなってしまう。
何を隠そう、私はいつもそのようにぼやいてしまう癖があるから。(笑)

ということで、今日から圧腿の時に数を数えるのを止め、
痛みが気持ちよさに変わるまで、ゆっくり呼吸しながらという形に戻そうと思う。

たまに自問自答することって大事だなと思った。