2013年6月25日火曜日

イップ・マンに興奮

ほぼ同時期に、武術仲間2人からすすめられたのが「イップマン」
日中戦争が舞台になっているカンフー映画なのだが、早速DVDを借りて観てみた。

いやはや、これは観て大正解!
迷わず、お気に入りカンフー映画トップ10に入れたいと思った。

そもそも、何故イップマンの話題になったかというと、先ごろまで武術界で大きな話題となった「グランドマスター」が、私的にはほとんど楽しめなかったからだ。
というより、途中で何度も寝てしまった。。

私が映画を観て寝るパターンはいつも決まっている。

  • ストーリーが難しすぎる場合、或いはストーリーが解りづらい場合。
  • 歴史の話が濃厚な場合。(歴史が苦手)
  • 雰囲気や映像そのものが暗い場合。
  • クールすぎるタッチで描かれているもの。
  • わざとらしすぎるほどのワイヤーアクションや、早回し、近接撮影、コマ送り等。

グランドマスターはこのすべてに当てはまってしまった。
お蔭で良く眠れた。。

期待していたアクションは、「それはないでしょ!」と言いたくなる場面が多かった。
暗闇で雨ザーザー、しかもやたら寄りで撮るからどんな技を使っているか解らない。
突っ込んだ言い方をすれば、大したことないことをしていても、寄りで撮ると派手に見えてしまう。
その上、早回しとコマ送りの連発。

一番いいシーンも、やはり夜で雪が降る中。
やはり寄りで撮るから技が見えない。
「カメラさんもっと離れて離れて」って心の中で何度叫んだことか。

いわゆる、映像としてはクールでカッコいいのだ。
しかし、私は技が観たい。

とまあ、そんな不満をぼやいていたら、仲間がイップマンをすすめてくれた。

まず主人公であるイップマンのキャラがいい。
ハチャメチャに強い。
しかもとても紳士的で、しかも家族、弟子、仲間に対しての愛というか優しさが半端じゃない。
これぞ男の中の男。
戦う時も決して派手な動きをせずに、相手の連打を息も切らさず落ち着いた表情でかわしまくり突きまくる。
とにかく最後の最後まで息も表情も乱れない。

最後まで飽きないストーリー、興奮あり、キャスティングよし、感動あり、泣きあり、爽快感あり、笑いあり、バイオレンスあり、最高のクライマックス、映画としての完成度もかなり高い。

因みにイップマンは「序章」「葉問」の2本セットで見るべきだ。
「誕生」はあまりおすすめできない。
演技もストーリーもちゃっちくてわざとらしい。
そもそも、「序章」「葉問」で出演していたキャストが別役で出ているという。。
これはしらけてしまう。

いずれも、イップマンに影響されまくりで詠春拳(えいしゅんけん)の真似事をしていたら、腕がすっかり筋肉痛になってしまった。。

こんなに興奮したのは燃えよドラゴン以来かな?(笑)

イップ・マン「序章」
http://www.youtube.com/watch?v=hnGDlAUvKl8

イップ・マン「葉問」
http://www.youtube.com/watch?v=sgUveDPxUZE