2013年6月10日月曜日

気は生き物。しかも言うことをきく

私のサークルでは最初の30~45分ぐらいを気功の時間にあてている。
柔軟体操はせいぜい5分程度。
ぐいぐい引っ張るようなストレッチや我慢大会のような筋トレはあえて行っていない。

なぜ、気功に時間をかけるか?
理由としては気功には多大なメリットがあるからだ。

いくつかあげてみると・・

  • 自然と姿勢が良くなる
  • 無駄な力を使わなくなる
  • 気血の巡りが良くなる
  • 自然とやわらかい演武が出来るようになる。
  • 体軸がしっかりする
  • 肩こりや腰痛から解放される
  • リラックス効果が得られる
  • 気の存在を感じることで至福感を味わえる
  • 体を動かすというより体が導かれるようになる
  • 自然と丹田からの動きになる

まだまだあげだしたらキリがないが、
何も必死になって姿勢を整えようとか、腰から動こうとか、柔らかく動こうとしなくてよいのだ。
気を味方につければ、すべて気がそれらをやってくれるのだ。

立禅をたっぷり行った後、太極基本功で気を練っていくのだが、
その時に、気が生き物であり、しかも自分の思うように動いてくれるということがわかる。

つまり、指令を送っているのは自分なのだが、気が自分が動こうとしている方向へ導いてくれるのだ。
筋肉で動かそうとする動きとは明らかに違う。
恐らくこのことを「内外相合(ないがいそうごう)」と言うのだと思う。

それはまるで自分にしか見えない妖精が自分の動きたいようにそれを手伝ってくれるような感覚。
この時、なんともいえない至福感を感じる。

信じる信じないはお任せします。

私はこの原理を証明したくて、今年初めて試合に出場した。
いわゆる一般的な選手が行う試合向けのトレーニング(ストレッチ&筋トレ)はほとんどやっていない。
私は傍らでひたすら気を練っていた。

それでも初出場にして3位を頂くことが出来た。

私はこれからも証明して行きたいと思っている。
過酷なトレーニングをしなくとも、気によって本物の太極拳に出会え、しかも美しい演武が出来るようになると。

ちょっと偉そうな口調で語ってしまいましたが、
それだけ私にとって気の存在は大変大きいということです。