2013年5月21日火曜日

畳一畳で出来る太極拳?

太極拳の良いところは、体さえあれば道具など必要とすることもなく、いつでもどこでも出来ることだ。

太極拳を始めたばかりの時は、楽しくって仕方なく、部屋の中でも、公園でも、スーパーでも、コンビニでも、サービスエリアでも、階段の踊り場でも、とにかくちょっとしたスペースがあると体がウズウズして太極拳をやってしまうという始末。
特にコンビニやスーパーに行くとテンションが上がるのは何故だろう?
当時付き合ってた恋人もそんな私に呆れ顔。(苦笑)

部屋も太極拳ができるようにテーブルをとっぱらったり多少改造したけど、スペースとしてはまだまだ狭い。
特に楊式太極拳をやろうとすると、何度も何度も位置変えをしなくてはいけない。

雲手(うんしゅ)は、足を出したふりをして元に戻すという横歩きムーンウォーカーみたいな感じでなんとかなるのだが。(笑)

以前、三重で習っていた時の先生が「畳一畳あればできる」と仰った。
でも、そのやり方を教わっていない。(汗)

多分、ひとつの技を反復練習するという感じなんだと思う。
例えば攬雀尾(らんじゃくび)、楼膝拗歩(ろうしつようほ)、野馬分鬃(のまぶんそう)等は、弓歩と虚歩の前後の動きをループさせ、延々とその場から動かずに練習できる。
しかも、これがやたら気持ちいい。

下手に套路を通すより無駄な力を抜く練習になるし、なによりとても気を練ることができる。
練習場所は狭ければ狭いほど気持ちいいことができるということだ。(笑)