2013年4月8日月曜日

丹田から動く

今、楊式太極拳を通してで練習していたのだが、
私の場合、毎回テーマを決めて練習している。

例えば、今日は腰をゆるめることを重視してやろうとか。(鬆腰:しょうよう)
首が傾かないよう、顎が出ないよう意識して練習しようとか。(虚霊頂勁:きょれいちょうけい)
手と足の動作がばらばらにならないよう気を付けながらやってみようとか。(上下相随:じょうげそうずい)

欲張ってあれもこれも気をつけながらやろうとしても、まず無理ですね。
テーマひとつでやっていても最後の方では忘れるぐらいですから、複数のテーマを最後まで気をつけながらなんて出来っこないのです。(少なくとも私は;)

仮にそうしようとしたら、今度は套路そのものを忘れてしまいます。
あれ?この単鞭(たんべん)はどこの単鞭だっけ?みたいな。(笑)

とにかく伝統楊式では単鞭が頻繁に出てくる。
曲の中でメロとメロをつなぐ間奏やキメみたいなもんでしょうか。

今日は丹田から動くということを意識しながら套路を通してみた。
やっぱりこれですね。
最高に気持ちいいし、ゆっくり動いていてもじんわり汗もかくし、なにより手も足も動きがとてもしなやかになる。
手から動くとどうしても固くなりカクカクするが、腹から動けばすごく柔らかくなる。

力の伝わり方も自然と、足>股関節>腹(丹田)>肩>肘>手首になるし、気が通っているせいか掌がポカポカ暖かくなる。

あまりにも気持ちいいので、しばらくはこのテーマで続けてみよう。